2020年 12月 21日
和ろうそくの魅力
ぼぼ、ぼぼぼぼ。風がなくても踊るように炎が大きく揺らいだと思えば、小さくもなる和ろうそく。
「この春から20,30代のお客さんがグンと増えました」。創業300年以上と伝わる老舗、愛知県岡崎市の「磯部ろうそく店」9代目のおかみ、磯部有記枝さん(56)は驚く。
和ろうそくじゃ、すすが少なく、ろうがたれにくい。寺や仏壇の灯(あかり)に重宝されてきた。石油を精製したパラフィンから作る洋ろうそくと違って、
和ろうそくは和紙などを使った芯(しん)のまわりに木ろうそくを塗り重ねる。
海外でも注目を集めている。滋賀県高島市の和ろうそく店「大輿(だいよ)」4代目の大西巧(さとし)さん(41)が昨年、アメリカで米ぬかろうそくを売ったところ、10日間で約100万円を売り上げた。
by 52678
| 2020-12-21 06:16
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