2019年 07月 05日
三国志展
漢が衰退した2~3世紀にかけて、魏・蜀・呉の三カ国が覇権を争い曹操や劉備らあまたの英雄が活躍した「三国志」の時代。特別展「三国志」が7月9日、東京国立博物館で開幕する。
中国最古の王朝の一つと言われる殷(いん)の都の遺跡が残る河南省安陽市。中心から車で40分ほどの場所に「曹操高陵」はある。建設中なのは、巨大な墓を丸ごと取り込んだ「遺跡博物館」。
発掘が始まったのは2008年。河南省文物考古研究院などの調査で、魏の礎を築いた三国志の英雄、曹操(155~220)のものだと判明した。
「三国志演義」では蜀の武将・関羽をとらえたとされる呉の将軍・朱然の墓の出土品も来日する。今回の会場には曹操高陵の墓室が原寸大で再現されるなど、こだわりも十分。
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| 2019-07-05 06:17
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