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仏像をCTスキャン

仏像彫刻の研究で、X線CTスキャン装置が威力を発揮している。仏像を解体せず、胎内を透視して構造や納入物を確認できるうえ、データの分析によって納入物の形を立体的に再現することも可能になった。
今後、木の種類や産地、伐採年代などを追究できる。

奈良大の今津節生教授は透視で得られたデータを元に3Dプリンターで腕や胎内の芯木などを精密に復元した。
「今後も導入する施設が増え、文化財の健康診断を博物館や美術館で実施するのが当り前の時代が来ると思う」と話している。
by 52678 | 2017-12-01 09:12 | 話題